仕事で福岡に来ています。今日は穴日。演劇用語で仕事がない日の事を言う訳です。こりゃあ、神社に行かねば!
って訳で、昨日、ざっくり計画を練り「7社巡ろう」と思い立ちました。
ご存知の方も多いと思いますが、福岡は寺社仏閣が物凄く多い都市です。
今回巡った所は最初の1箇所以外はギュっと神社が集まっていて、歩いて移動が可能。
『コレは7箇所行けるな』
って思っちまったんです。無謀でした。
◆1 香椎宮 2019 1月13日(日)曇り時々ってか、ほぼ雨
ひとまず、7:55分 甘木鉄道「松崎」駅を出発!
甘木鉄道外観 1両編成の可愛いヤツ♬ ディーゼルで走りますです。
レールウェイバスって言ってるだけあって、東京の都電のようなイメージですが、路面は走ってないです。
終着駅なので、複線のように見えますが、基本単線で1時間に往路2本、復路2本って感じです。
後乗り、ワンマン運行なので、降りる時に整理券と一緒に運賃を支払います。
車内はこんな感じ。
もうすっかり都電のイメージですよ♪
人が少ないからか、都電より綺麗で明るい雰囲気。
松崎(7:55)~基山(8:08)まで約13分
わずか4駅で290円と少々お高いですが、維持する為には致し方ないところでしょうか?
基山からJR鹿児島本線で17駅(区間快速で10駅)
基山(8:20)~香椎(8:57)
区間快速に乗りました。初めての路線で乗り換え不安だったので、写真はございません。あしからず。
区間快速は特急列車の様な2人掛けか4人掛けの席で、一人で占拠している様な印象を受けます。
誰かが座ってると、その隣とか、斜向かいとかに座りにくい・・・
かくいう私も2人掛けの席の窓際に座り、10駅の間隣に座ってくる人は居ませんでした。
香椎で乗り換え JR香椎線 わずかひと駅ですが、料金変わらないので、乗ります。
この電車もスタートの感じとか、走ってる時の音とか、ディーゼルだと思います。
香椎(9:02)~香椎神宮(9:04)
基山~香椎神宮 料金650円
ようやく到着です♬
無人駅からスタートして、無人駅に付きました。
甘木鉄道からJRに乗り換える時には駅員さんがいるので、キセルはできませんよ。
駅員さんいなくてもキセルは犯罪ですよ!念のため(笑)
ここから5分程歩きます。
香椎宮鳥居
香椎宮本殿
狛犬さん「あ」
顔がちっさい。苔むした感じが素敵
貫禄を感じるね
狛犬さん「うん」
日当たりの関係か、こちらはムシておられない。
スッキリとスタイリッシュな印象♪
御朱印
主神のヤマトタケルの子、仲哀天皇と神功皇后は夫婦でしたが、仲哀天皇はある日、神の怒りに触れ亡くなります。神功皇后は悲しみをこらえ、遺志を継ぎ、代わりに男装をして海を行き交い、愛する夫の為に香椎に祠を立てたそうです。
その後、二人の子として生まれた男の子(応神天皇)は、武芸にすぐれ、日本の文化の基礎を築きます。いつしか八幡神と呼ばれ、全国の八幡宮の神様となったそうです。
香椎宮は香椎神宮ではなく、香椎宮と呼ぶのが正しいと何かで見ましたが、駅の名前は「香椎神宮」なので、どっちでもいいんじゃないかな?ダメ?
主神 仲哀天皇:国家安寧、世界平和、家運隆昌
神功皇后:芸能上達!!、外交、子授け、安産育児、土木治水
配祀 応神天皇:国家繁栄、厄除開運、武運長久、成功勝利
住吉大神:清祓、除災招福、海上安全、交通安全
他にも時間があれば、「古宮(神木・香椎が現存する)」「御神木・綾杉(新古今和歌集や夏目漱石が歌に詠んでいる)」「神泉・不老水」「武内神社」「しょうぶ池」「弁財天社」「稲荷神社」「鶏石神社」「御島神社(香椎浜海中の島に鎮座)」などなど、ゆっくり巡ったら楽しかっただろうな・・・
今回、欲張って、7箇所も巡ろうとしたもんだから、1箇所の滞在時間を3~40分に設定。
ゆっくり拝殿出来ませんでした。2時間は欲しかった・・・反省!!!
◆2 筥崎宮
香椎神宮駅からJR香椎線で1駅、香椎駅乗り換えJR鹿児島本線で2駅筥崎駅へ
徒歩10分程で筥崎宮の裏参道に着きます。
表参道から撮影した一之鳥居(国定重要文化財)
慶長14年(1609)、藩主黒田長政が建立
見辛いですが、よく見ると3段に分かれています。
笠木島木(一番上の横木)は一つの石材で造られ、先端が反り上がり、
貫きと笠木の長さが同じ異色の鳥居は「筥崎鳥居」と呼ばれているそうです。
このコンテンツ 九州 ボタンの上の写真もこの筥崎宮の晴れた空
すごく綺麗に撮れたので、トップに貼っちゃいました。
本殿ですよ。
書いてある文字は醍醐天皇が宸筆したと言われる「敵国降伏」の文字
古録によれば、平安時代の中頃 延喜21年(921)この宸筆を下賜れ、社殿を建立
延長元年(923)筑前大分(だいぶ)より遷座した事になっているそうです。
海外との交流の門戸として重要な役割を果たしたんですって!
鎌倉中期、蒙古襲来(元冦・げんこう)のおり、神風が吹き未曾有の困難に打ち勝った事から、厄除・勝運の神として有名
そのせいか少年野球チームの子達がユニホーム姿で参拝、ご祈祷されたりしてました。
☚ダイエーホークスの方々も参拝に訪れる程
そして、古くは足利尊氏、大内義隆、小早川隆景、豊臣秀吉など歴史に名だたる武将が参詣!江戸時代には福岡藩初代藩主、黒田長政、以下歴代藩主も崇敬
歴史好きにはたまらない神社ですね。
狛犬さん「あ」
とても凛々しいお顔立ち
狛犬さん「うん」
背景に紛れて、見辛い・・・
「あ」「うん」の遠近がおかしいのは「あ」の台座に立て看板が「どーん!」って感じだったから。
ちょっと風情が損なわれてしまっていたので「あ」はドアップ、「うん」は通常サイズで撮影
御朱印
筥崎宮は筥崎八幡宮とも称し、宇佐、石清水と共に日本三大八幡宮に数えられます。
御神祭は筑紫国蚊田の里(現、福岡県宇美町)に生まれた応神天皇を主祭神として、
神功皇后、玉依姫命(たまよりひめのみこと)がお祀りされています。
御祭神 応神天皇(八幡大社)
神功皇后(応神天皇の母君)
玉依姫命(海の神・神武天皇の母君)
◆3 十日恵比寿神社
筥崎宮を妙見通り側に出て、右にまっすぐ進み、JR吉塚駅の近くを右斜めに入り、福岡県庁舎を目指します。ナビを頼りに、歩くこと15分
ナビがゴールに指定している場所は東公園の県庁よりの角・・・
それらしい建物が!着いたと思って中に入ると、鳥居がない・・・???
さらに進むとでっかい日蓮聖人の銅像が「どーん!」お寺じゃん!
ナビをもう一度確認。ゴール地点の公園の丁度対角線側に十日恵比寿の文字
ナビに、謀られた・・・公園の中を突っ切ると真ん中の小高い丘の上にこれまた「どーん!」
と銅像が・・・
☚亀山天皇の銅像
銅像を仰ぎながら、ぐるっと回ると今度こそ、発見!
鳥居
「福岡懸神社誌」によると「香椎宮社家の竹内平十郎が博多に分家し、神屋と号して商売を営み、天正9年(1591)正月3日、年始に当り香椎なる父の家に至り、香椎宮、筥崎宮への参詣の帰途、浜辺潮先に於て、恵比寿大神の尊像を拾い上げたる地に御社を建て氏の神と家運多いに栄えた」そうです。
おおっと、私、偶然にも同じ道をここまで辿って来ましたよ。
「毎年正月十日恵比寿ととなえて、自身でお供えして拾い上げたところ御神酒をささげ、これが知られて次第に参拝する人が増え、繁昌した」
恵比寿神社は本来、漁業と深い関係にあるが、十日恵比寿は商人色が強いようです。
手水越しの本殿です。
祀られているのが、恵比寿様だからか、鯛の口から御神水が・・・
珍しいので、思わず撮っちゃいました。
狛犬さん「あ」
とても おおらかに笑っているようなお顔立ち♪♪
狛犬さん「うん」
比較的新しい。そして佇まいも足の長さとか、顔の大きさとか、一般的な感じ。
で、ここで「おみくじ」を引きました。
「御守おみくじ」という事で、おみくじがひけて、御守りももらえる。
何て幸せな「おみくじ」でしょう。
おみくじはなんと、大吉でした。
そして御守りは7種あるらしく、恵比寿様は「商売繁昌」、大黒様は「福の神」、鯛は「めでたい」、亀は「金運長寿」、小槌は「厄除け開運」、小判と古銭は「宝が満つる」ですって!
私は見辛いですが、恵比寿様でした。
芸能関係のお仕事が繁昌しますように♥
御朱印
御神柱 事代主大神(ことしろぬしのおおかみ):恵比寿様
大国主大神(おおくにぬしのおおかみ):大黒様
一緒に御祀りしているのは全国的にも非常に珍しく、
出雲大社から分霊を迎え、合祀しているとの事です。
◆4 若八幡宮
十日恵比寿を後にして再び妙味通りを南に20分程進みます。
オフィス街なのかなー?日曜日だからか人通りはほとんどありません。
堅粕1丁目の交差点を左、堅粕2丁目の信号を道の向こう(右)に渡り、そのまま真っ直ぐ行くと、程なく橋が掛かっています。そう、この辺は博多港の近く。
見えてきました、若八幡宮!
なんと、凄い行列!!!
『何故?何!?』
調べたところ、博多で有名な厄除け神社で、年初から旧正月(2月初旬)にかけては祈願で多くの人が列をなすのだとか・・・なる程・・・。
つまり、この行列は御祈願の申し込みの方々の列。
鳥居を見ても分かるように、そんなに広い神社ではないのに、300人位は列が出来ていたでしょうか・・・通常、松の内を過ぎれば、どこの神社も閑散としたもので、ゆっくり参拝出来たりしますが、ここは違う。余程、霊験あらたかなのでしょう。
私は御祈願はしないので、横をすり抜けて、お参りのみ・・・中に入っても物凄い行列。なんとかお参りを済ませました。
狛犬さん「あ」
大きな口を空けていらっしゃいます。
赤っぽい石の、少し愛嬌のあるお顔立ち
狛犬さん「うん」
御朱印
ご祭神:仁徳天皇、大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)
「やくはちまん」「厄除八幡」とも呼ばれ、市内、周辺地域からも広い信仰を集めている。
新暦・旧暦の大晦日には深夜まで厄除け、厄払いの祈願を行う人々で賑わう。
厄年はご存知の通り、前厄、本厄、後厄があり、3年続けて参拝すれば次の年には、厄落としになるとされているそうです。
お腹が空いたので、お昼ご飯です。
福岡らしい物をと思ったのですが、良さげなお店が通り道には無く、ミニストップでカップ麺と手巻きおにぎり・・・
一応福岡限定?鶏豚骨ラーメン と いかしそ明太巻き
イートインでもそもそと食べました。
次はお昼に行くお店の候補も決めて出かける事にします。
◆5 筑前國一之宮 住吉神社
若八幡宮を出て、右に真っ直ぐ、商工会議所入口の大きな交差点を渡り更に真っ直ぐ進みます。
キャナルシティ博多を右手に観ながら、ピュアドームグランディー博多を左に曲がり、ザ・メトロポリタンとオヌキ新博多ビルの間を右に曲がると住吉神社の裏手に着きます。
住吉神社 一の鳥居です。
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